アルタイ山脈の高精度ネアンデルタール人ゲノムが集団構造を明らかにした。
約11万年前のアルタイ地方デニソワ洞窟の男性ネアンデルタール人のゲノムを高精度(約37倍)で解読した。この個体は同じ洞窟の約12万年前のネアンデルタール人に最も近く、ヨーロッパやアルタイの約8万年前の個体とは遠縁だった。デニソワ洞窟の2個体にはデニソワ人からの遺伝子流動の痕跡があるが、後の集団には見られない。
この研究ではアルタイ地方デニソワ洞窟由来の約11万年前の男性ネアンデルタール人1個体が分析され、Y染色体ハプログループはA000bに分類された。サンプル数は1と限られるが、高カバレッジゲノムにより詳細な集団史が推定された。
ネアンデルタール人内部にも現代人類に匹敵する大きな集団分化があったことがわかる。古代DNAに関心を持つ人にとって、ユーラシアの人類集団の複雑な移動と交流を理解する重要な手がかりとなる。
地図タイル: TheYtree · 点の大きさ = サンプル数
| ハプログループ | サンプル | |
|---|---|---|
| A000b | 1 |
| サンプル | Y-DNA | mtDNA | 文化 / 時期 |
|---|---|---|---|
| Denisova | A000b | — | · 110,000 BP |