ラダックの1500年前の化石は、北インドと古代チベットの混合起源だった。
南アジア、特にヒマラヤ地域の遺伝史はこれまでよく分かっていませんでした。本研究は、ラダックで見つかった約1500年前の化石の遺伝子を調べ、北インドの婆羅門に似た集団と古代チベットの集団が混ざってできた人々であることを示しました。混血は紀元前850年頃に起こったと推定され、この地域の人口形成に二つの大きな流れがあったことを明らかにしました。
分析された試料は「Old Lady Spider Cave」から出土した10点で、そのうちY染色体が判定できたのは3点のみでした。内訳はR-FGC50269が1点、R-Y944が1点、J-PH128が1点です。母系のミトコンドリアDNAの情報は得られていません。試料数が限られるため、この結果はラダック古代人の一端を示すものですが、地域全体の傾向と断定するには慎重さが必要です。
ヒマラヤ地域の祖先を考える上で、北インドとチベットという二つの源流が紀元前850年頃に混ざり合ったという具体的な証拠になります。自分のルーツが南アジアや中央アジアにまたがる人にとって、この混合の歴史は重要な手がかりとなるでしょう。
| ハプログループ | サンプル | |
|---|---|---|
| R-FGC50269 | 1 | |
| R-Y944 | 1 | |
| J-PH128 | 1 |
| サンプル | Y-DNA | mtDNA | 文化 / 時期 |
|---|---|---|---|
| I36565_d | R-Y944 | — | Old Lady Spider Cave· ~500 CE (1500 BP) |
| I36570 | R-FGC50269 | — | Old Lady Spider Cave· ~500 CE (1500 BP) |
| I36701 | J-PH128 | — | Old Lady Spider Cave· ~500 CE (1500 BP) |