フランスの空白時代、24体の古代ゲノムが複雑な祖先混合を明らかに。
フランスの新石器時代後期から青銅器時代初期にかけての24体の古代人ゲノムが解析されました。この時代はこれまでフランスではほとんど研究されておらず、狩猟採集民の存続と草原牧畜民の到来時期が不明でした。結果、新石器時代後期の集団は遺伝的に多様で、狩猟採集民祖先が最大約63.3%に達する個体もいました。また、鐘形杯文化集団では草原牧畜民からの遺伝的寄与に差があることが判明しました。
この研究ではフランス各地から25体の古代人ゲノムが収集され、そのうち24体が解析されました。文化別では新石器時代後期が20体、鐘形杯文化が5体です。Y染色体ハプログループは2体で解読され、I-L1287とI-S26167が各1体ずつ確認されました。ミトコンドリアDNAは多様で、H3、X2b、J1c1が各2体、H1-T152C!、U5a2b3、K1a2bが各1体ずつ見つかりました。
フランスでも新石器時代後期の集団が遺伝的に均一でなく、狩猟採集民の血を引く人々が長期にわたり共存していたことがわかります。草原祖先の到来時期も具体的になり、自分の祖先を考える際の時間軸の参考になるでしょう。