古代DNAが解く、スラヴ人の起源をめぐる200年の論争。
中央ヨーロッパでは青銅器時代後期から中世まで火葬が主流だったため、古代DNA研究は困難でした。本論文は、この空白を埋めるべく、紀元1千年紀の東中央ヨーロッパの遺伝史を分析。スラヴ人の出現が6世紀以降か、鉄器時代からかという長年の論争に、遺伝子データから迫ります。
サイト内の43体のうち、Y染色体が判定されたのは24体。最多はI-M253(4体)、次いでR-PF6162(2体)で、他はI-S9952、R-PF7558、I-Y6627、I-Y3560、E-Z1057、R-YP4669が各1体。ミトコンドリアDNAはU4a2が1体のみ確認されています。
現代の東中央ヨーロッパ人の起源を知る上で、火葬時代の遺伝子データは貴重です。Y染色体の多様性は、この地域の複雑な集団史を示唆しており、今後の研究がスラヴ人の起源解明につながるでしょう。
| ハプログループ | サンプル | |
|---|---|---|
| I-M253 | 4 | |
| R-PF6162 | 2 | |
| G-Z1816 | 1 | |
| R-YP1337 | 1 | |
| G-Z1815 | 1 | |
| R-L23 | 1 | |
| I-Z165 | 1 | |
| I-FGC15556 | 1 | |
| I-S9952 | 1 | |
| R-PF7558 | 1 | |
| I-Y6627 | 1 | |
| I-Y3560 | 1 |