河南龙山文化阎寨遗址12例线粒体基因组,揭示中原高母系多样性。
この研究は、中国中原地域の河南省にある閻寨遺跡から出土した晩期竜山文化期の12個体について、完全なミトコンドリアゲノムを解析したものです。その結果、母系の遺伝的多様性が高いことがわかりました。また、これらの個体は黄河流域の古代集団と遺伝的に近く、新石器時代後期以降の母系遺伝的連続性が示されました。さらに、複数回の人口拡張があったことも示唆されています。
分析された12個体はすべて晩期竜山文化に属し、母系系統はM7、F2a5、D5a2a1b1、A-a1、Y2、F2a-T16291C!が各1例ずつ確認されました。Y染色体の系統は解像度がなく不明です。このように多様なミトコンドリアDNAの型は、中原地域が当時から多様な母系集団の交流の場であったことを示しています。
中原地域の母系遺伝子プールの多様性と連続性を知ることは、現代東アジア人の起源を考える上で重要です。特に黄河流域とのつながりは、日本人を含む東アジア集団の成立を理解する手がかりになります。