北ポントス地域の81体の古代ゲノムが、三度の大移動と混血の歴史を明らかにする。
黒海北岸は農耕民と草原遊牧民が出会った交差点です。今回81人の古代DNAが解析され、採集民にバルカンや東欧、時にコーカサスの血が混ざっていたこと、銅石並用時代にコーカサス・下ヴォルガ方面から三度の移住の波があり、それぞれ農耕民や採集民と混ざり、ウサトヴェ文化やセレドニ・スティフ、ヤムナ文化を生んだことが示されました。
サイト内では北ポントス関連の登録サンプルが67件、Y染色体が40件解読されています。YハプログループはR-CTS1843が5件、R-M269とR-P310が各3件、I-P220が3件などR系統が目立ちます。ミトコンドリアはH5bが3件、U5a1a1やU5a、T2、H13a2b2aが各2件で、U5系統の存在が草原系祖先の広がりを裏付けます。
ヤムナやセレドニ・スティフの拡散は現代ヨーロッパ人の祖先構成に深く関わります。自分のY・mtハプログループがR系統やU5系なら、この地域の牧畜民拡散との接点を考える手がかりになるでしょう。
地図タイル: TheYtree · 点の大きさ = サンプル数
| ハプログループ | サンプル | |
|---|---|---|
| R-CTS1843 | 5 | |
| R-M269 | 3 | |
| R-P310 | 3 | |
| I-P220 | 3 | |
| R-PF6162 | 2 | |
| R-L51 | 2 | |
| I-L699 | 2 | |
| R-BY44400 | 2 | |
| R-M12149 | 2 | |
| I-L701 | 1 | |
| J-PF4610 | 1 | |
| E-M78 | 1 |